東京ディズニーリゾートがデジタルファストパスを導入

みなさんこんにちは!
徐々に気温も秋めいて、夏の思い出を糧に業務に邁進されていることと思います。
みなさんは夢と魔法の国、ディズニーリゾートは好きですか?

海外のディズニーリゾートではすでに導入されていたデジタルファストパスですが、ついに日本でも東京ディズニーシーの新アトラクション「ソアリン」のオープンに合わせて7月23日より本格的に開始されましたね。

デジタルファストパスは、東京ディズニーリゾート公式アプリからファストパスを取得することができるというもので、以前までは行かなければならなかった発券所までわざわざ足を運ばなくても別のアトラクションでのスタンバイ中や、ショーの待ち時間、ご飯を食べながらでもファストバスが取れるという画期的なシステムです。

ディズニーリゾートに行った時のことを思い出して不満を3つ挙げろと言われたら、ほとんどの人が「混雑」「長時間の行列」「歩き疲れる」と答えるのではないでしょうか。
しかし、このデジタルファストパスなら待ち時間を有効に使えるため、よく聴くお父さんのエピソードで “歩き疲れて休憩がてらトゥーンタウンでご飯を食べようかと座った途端に「ちょっと!お父さん、ビッグサンダーマウンテンのファストパス取ってきて!」と言われてウェスタンランドまで急いで足を運んで、へとへとになりながら戻ったころには家族はみんなご飯を食べ終わってた…!”なんて切ない役回りも回避できるわけです。

そして、ファストパスが取れたら、指定の時間にアトラクションの入口で専用の機械に自分のパークチケットをかざすだけなのでファストパスを失くす心配もなく便利で安心です。

一方で紙のファストパスだったころは、「ショーを見るのでよかったらどうぞ」とファストパスをゲストさんから譲ってもらったり、逆にこちらが、ファストパスの時間に乗れなくなりそうなので譲ったなんてゲスト同士の善意の交流もなくなっちゃうんだなぁ。と少し残念に思いましたが、パーク全体のことを考えるとイライラ緩和でみんながハピネスを感じられるようになるのであれば今回のデジタルファストパスの導入はとても意味のある改革だと言えますよね。

こういった顧客満足を高めるためのスマート化に取り組んでいる東京ディズニーリゾートは、日本生産性本部・サービス産業生産性協議会の「日本版顧客満足度指数(JCSI)」(2018年度)において、前年度の36位から2018年度は8位に大幅にランクアップしましたが、失望指数については依然としてベスト10入りしておらず、顧客のイライラ緩和への道のりはまだまだ遠いようです。